文豪はアスピリンが好き

TRIVIA

EPISODE-4

文豪はアスピリンが好き

近代医学史に名を残してきたアスピリンだが、近代および現代文学史においてもアスピリンは足跡を残している。世界の文豪たちの小説や日記のフレーズにはアスピリンの言葉がよく登場する。「Kのベッドの傍らで夕食時にパンを飲み、足が温まる。アスピリンも服用し、だいぶ気分が良くなる」と日記に書き記したのはノーベル文学賞を受賞したトーマス・マン。また、『ジャッカルの日』の中で「ローランド大佐は目玉焼きにパン、コーヒーをもう一杯、そして頭痛止めのアスピリンを注文した」とアスピリンを物語の小道具として使ったフレデリック・フォーサイス。そして、イタリアの有名なオペラ歌手エンリコ・カルーソは、マネージャーにこんな手紙を送っている。「天気」が変わる度にひどい頭痛と手足の痛みに悩まされています。そんな時は、ドイツ製のアスピリンだけが頼りです」。

文豪はアスピリンが好き