レゴラフェニブの作用機序

神経膠芽腫モデルにおける腫瘍血管に対する作用(ラット)

  • レゴラフェニブは,腫瘍における造影剤の曝露量 (灌流量または血管外漏出) を溶媒投与群と比較して有意に低下させた.また,この作用はレゴラフェニブの投与終了後も腫瘍増殖抑制と相関し長期間持続した.
  • 以上より,本薬の抗腫瘍効果には腫瘍血管の血液量あるいは透過性の低下作用が寄与していることが示唆された.
神経膠芽腫モデルにおける腫瘍血管に対する作用(ラット)
神経膠芽腫モデルにおける腫瘍血管に対する作用(ラット)
神経膠芽腫モデルにおける腫瘍血管に対する作用(ラット)

* p<0.01
** p<0.001
*** p<0.0001

Wilhelm SM, et al. Int J Cancer. 2011; 129: 245-55.
[本研究はバイエルの資金により実施された。著者にバイエル社員(5 名)を含む。]