今さら聞けない医学統計の基本
降圧薬Y群 | プラセボ群 | |
---|---|---|
5年後の一次エンドポイント発症確率(心筋梗塞+脳卒中+心血管死の複合) | 0.60% (28/4,646例) |
0.77% (36/4,653例) |
相対リスク(RR) | 0.60÷0.77=0.78 | |
相対リスク減少率(RRR) | 1-0.78=0.22(22%) | |
絶対リスク減少率(ARR) | 0.77-0.60=0.17% | |
NNT | 1÷0.0017≒588 |
表 プラセボを対照とした降圧薬Yのイベント発症に関するNNT
(出典:山崎力, 小出大介:臨床研究いろはにほ,62ページ,ライフサイエンス出版,2015)
1. 相対リスクとオッズ比
2. 相対リスクと絶対リスク
例)NNT=10は1人に治療効果を得るために10人に治療する必要がある。NNT=1は全員に治療効果が得られる。
参考資料
1) 山崎力、小出大介:臨床研究いろはにほ、ライフサイエンス出版、2015