Breadcrumb Home 製品情報 バイアスピリン 診療サポート 今さら聞けないシリーズ 医学統計の基本シリーズ第5回:Kaplan-Meier曲線を理解する 解説1:Kaplan-Meier曲線の特徴と読み方 バイアスピリン トップページ トップページ 製品基本情報 製品基本資料 製品基本資料 製品Q&A 製品Q&A 治療戦略 抗血小板療法 抗血小板療法 抗血栓療法Q&A 抗血栓療法Q&A Webカンファレンス Webカンファレンス 学会・セミナー 学会・セミナー 診療サポート 『脳卒中治療ガイドライン2021』(バイアスピリン関連)改訂のポイント 『脳卒中治療ガイドライン2021』(バイアスピリン関連)改訂のポイント 脳梗塞急性期の抗血小板療法 脳梗塞急性期の抗血小板療法 脳梗塞慢性期(非心原性脳梗塞)の抗血小板療法 脳梗塞慢性期(非心原性脳梗塞)の抗血小板療法 一過性脳虚血発作(TIA)急性期・慢性期の治療 一過性脳虚血発作(TIA)急性期・慢性期の治療 今さら聞けないシリーズ 今さら聞けないシリーズ 第1回:臨床研究の種類と特徴 第1回:臨床研究の種類と特徴 第2回:統計解析結果を正しく解釈する 第2回:統計解析結果を正しく解釈する 第3回:相関と回帰の基本 第3回:相関と回帰の基本 第4回:リスク比とオッズ比、相対リスクと絶対リスク 第4回:リスク比とオッズ比、相対リスクと絶対リスク 第5回:Kaplan-Meier曲線を理解する 第5回:Kaplan-Meier曲線を理解する 第6回:研究の質を評価する 第6回:研究の質を評価する 脳卒中とは 脳卒中とは 脳梗塞 脳梗塞 アテローム血栓性脳梗塞 アテローム血栓性脳梗塞 心原性脳塞栓症 心原性脳塞栓症 ラクナ梗塞 ラクナ梗塞 脳出血 脳出血 クモ膜下出血 クモ膜下出血 バイエル資材センター バイエル資材センター アスピリンスペシャルサイト アスピリンスペシャルサイト サステナビリティ サステナビリティ アスピリンとバイエルの歩み アスピリンとバイエルの歩み バイアスピリン 国内製造開始時のお話 バイアスピリン 国内製造開始時のお話 アスピリントリビア アスピリントリビア 柳の有効成分 柳の有効成分 アポロ11号に乗り込んだアスピリン アポロ11号に乗り込んだアスピリン 作用機序は80年間なぞだった 作用機序は80年間なぞだった 文豪はアスピリンが好き 文豪はアスピリンが好き 100周年の本社ビルがギネス記録に認定 100周年の本社ビルがギネス記録に認定 アスピリンローズ アスピリンローズ お楽しみコンテンツ お楽しみコンテンツ サイトマップ サイトマップ 今さら聞けない医学統計の基本 医学統計の基本シリーズ第5回:Kaplan-Meier曲線を理解する解説1:Kaplan-Meier曲線の特徴と読み方 若林君にまず質問するけど、2つの治療によるイベントリスクの違いを調べるには、どうしたらいいと思う? それぞれの治療群の研究終了時におけるイベントを起こさなかった人の割合を比較したらどうでしょうか? そうだね。それが一番計算しやすいね。でもその方法では、終了時点のイベントリスクの違いしか見ることができないんだ。 試験終了時はイベント非発生割合が同じでも、片方の治療群は開始1ヵ月以内にイベント発現が集中していたらどうかな? うーん・・・二つの治療効果は同じとはいえないですね・・・。 そう。そこで登場するのが「生存時間解析」。 生存時間解析では、若林君が苦戦していた「Kaplan-Meier曲線(生存曲線)」がよく使われるんだ。 Kaplan-Meier曲線をみれば、時間の経過とともに、イベントを起こさなかった人の割合がどれくらい減っていくかが一目瞭然ですね。 具体的に図を見てみましょう。 若林君、新薬と対照薬を比較して読み取れることはあるかな? 図 Kaplan-Meier曲線の例 新薬群では、対照薬群よりも疾患再発が起こりにくかった、ということでしょうか? そうだよね。でももう一つ。生存曲線からは、いつの時点でどの程度の患者がイベントを発生せずに済んだかが分かるよね。 例えば,このように、30日時点で線を引くとどうかな? 図 Kaplan-Meier曲線の例(30日時点における無再発率の推定) 30日時点で再発しなかった患者割合は、新薬群で61%、対照薬群で48%ということですね。この上に伸びているヒゲのようなものは何でしょうか? 図 Kaplan-Meier曲線の例(打ち切りの表示) これは、その時点以降にイベント観察情報がなくなった,つまり「打ち切り」を示す線なんだ。「打ち切り」の理解は、Kaplan-Meier曲線を扱う上で重要なポイントなので、じっくり考えてみよう。 次のページへ