Graph5-1:心不全の処置件数・地域シェアと在院日数

Graph5-2:心大血管疾患リハビリテーションの実施状況

Graph5-1:都道府県や二次医療圏における心不全の処置件数・地域シェアと平均在院日数を確認することができます。
Graph5-2:都道府県や二次医療圏における心大血管疾患リハビリテーションの実施状況を確認することができます。

心不全について

厚生労働省が発表した「2020年人口動態統計」によると、最も多い死因はがんで37万8356人、次いで多かったのが心疾患(高血圧性を除く)の20万5518人でした。
2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になると共に、65歳以上高齢者が全人口の3割に達する時代を迎えます。高齢者の増加に伴い心不全患者が大幅に増加することを「心不全パンデミック」と表現し、医療提供体制に支障が生じる事態が危惧されています。

2018年に「脳卒中・循環器病対策基本法」が成立、2020年10月には「循環器病対策推進基本計画」が閣議決定され、各都道府県において具体的な計画策定が進められています。
今後はこの基本計画を基に「循環器病の予防や正しい知識の普及啓発」、「保健、医療及び福祉に係るサービスの提供体制の充実」、「循環器病の研究推進」に取り組み、2040年までに3年以上の健康寿命の延伸、年齢調整死亡率の減少を目指していくことになります。
また、日本循環器学会と日本脳卒中学会は「脳卒中・循環器病対策基本法」と連動し、2021年度から2025年度までを計画期間とする第二次「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」を2021年3月に発表しました。その中で心不全は重要3疾病のひとつに挙げられ、医療提供体制の問題点として、「慢性心不全の管理改善を目的に、地域におけるかかりつけ医等を中心とした多職種による心不全の診療提供体制を構築、強化することが必要である」とされています。

 

心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)(Ⅱ)について

心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)(1単位)205点
心大血管疾患リハビリテーション(Ⅱ)(1単位)125点   (1単位=20分)

循環器内科又は心臓血管外科を標榜している医療機関において、専用の機能訓練室を有するなどの施設基準のもと、下記対象患者に対してリハビリテーションを行った場合に、治療開始日から150日を限度として所定点数を算定することができます。ただし治療を継続することにより状態の改善が期待できると医学的に判断される場合は、150日を超えて所定点数を算定することができます(1月13単位に限る)。標準的な実施時間は、1回1時間(3単位)程度。入院中の患者以外の患者については、1日当たり1時間(3単位)以上、1週3時間(9単位)を標準としています。

対象患者
1. 急性心筋梗塞
2. 狭心症
3. 開心術後
4. 経カテーテル大動脈弁置換術後
5. 大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)
6. 慢性心不全
  (左室駆出率40%以下、最高酸素摂取量が基準値80%以下、BNPが80pg/mL以上またはNT-proBNPが400pg/mL以上)
7.末梢動脈閉塞性疾患(間欠性跛行を呈する)

 

病床機能報告制度について

病床機能報告とは、地域医療構想の策定・推進にあたり、地域の医療機関が担っている医療機能の現状把握・分析するために、厚生労働省が2014年から開始した制度です。一般病床と療養病床を有する病院及び有床診療所は、当該医療機関の病棟単位で担っている現状の機能(高度急性期・急性期・回復期・慢性期)と今後の機能について、所轄する都道府県に報告することが義務付けられています。
また具体的な医療の内容に関する項目については1ヶ月分の実績(報告年度の6月診療分)を報告することとなっていましたが、2021年度からは通年での報告となります。

 

病床機能報告制度について(都道府県リンク集)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055891.html