Claritin value

Claritin value

有効性

アレルギー症状に対する改善効果

クラリチン®の皮膚アレルギーに対する優れた有効性

  • 蕁麻疹のそう痒に対し89.1%、発斑に対し87.5%の高い改善率を示しました。
  • 慢性蕁麻疹の日中・夜間ともにかゆみを有意に抑制しました。
  • アトピー性皮膚炎を含む湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症の症状を改善させます。
  • アトピー性皮膚炎に伴うそう痒に対して、プラセボと比較し、有意に症状を軽減させます(海外データ)。
  • 小児のアトピー性皮膚炎の日中・夜間のかゆみを改善させ、さらに主要そう痒スコアも有意に減少させます。

クラリチン®のアレルギー性鼻炎に対する優れた有効性

  • 通年性アレルギー性鼻炎に対して、プラセボと比較して有意に鼻症状を改善させます。
  • 季節性アレルギー性鼻炎の症状を投与1日目で有意に減少させ、さらに投与終了時までその効果が持続します(海外データ)。
  • スギ花粉における初期療法に有効な薬剤です。
  • イネ科花粉症に対して、優れた臨床効果を示します。
  • 小児の通年性アレルギー性鼻炎に対して、くしゃみ、鼻汁、鼻閉及び鼻内そう痒感の4鼻症状スコアを減少させます。

クラリチン®は、様々な作用機序を有し、
即時相反応・遅発相反応の両方に作用します。

クラリチン®総合製品情報概要 (2015年11月作成)p.49

クラリチン®総合製品情報概要 (2015年11月作成)p.49

利便性

ラインナップの充実

クラリチン®は3剤形です。

錠剤

錠剤
錠剤

レディタブ®

ドライシロップ

ドライシロップ
ドライシロップ

7歳以上

3歳以上

レディタブ®錠はミント味の速溶錠です。

  • クラリチン®のレディタブ®錠は口腔内で速やかに溶け、水なしで服用できる飲みやすい剤形です。
  • 小児(7歳以上)から服用できます。
レディタブ®錠はミント味の速溶錠です。

簡便性

1日1回

クラリチン ®は1日1回です。

クラリチン ®は1日1回です。

忍容性

日常生活に対する影響

クラリチン®はプラセボと比較して、パソコン作業の正入力数に有意差は認められませんでした。

  • 投与2時間後のパソコン入力作業における正入力数
解析方法:分散分析

解析方法:分散分析

Nakano S et al:Jpn J Clin Pharmacol Ther 38(6):401-407, 2007

Nakano S et al:Jpn J Clin Pharmacol Ther 38(6):401-407, 2007

ロラタジンは、パイロットの操作能力に及ぼす影響について、規定された操作標準の範囲内であったことが確認されました。

  • パイロットの操作能力に及ぼす影響

海外データ

Neves-Pinto RM et al:Am J Rhinol 6(1):23-27, 1992
Neves-Pinto RM et al:Am J Rhinol 6(1):23-27, 1992

Neves-Pinto RM et al:Am J Rhinol 6(1):23-27, 1992

ロラタジンの脳内H1受容体占拠率は低いことが報告されています。

  • 抗ヒスタミン薬の脳内H1受容体占拠率
Yanai K. et al:Expert Opin Drug Saf 10(4):613-622, 2011より改変
Yanai K. et al:Expert Opin Drug Saf 10(4):613-622, 2011より改変

Yanai K. et al:Expert Opin Drug Saf 10(4):613-622, 2011より改変

安全性

副作用
〈成人〉
クラリチン®錠10mg 承認時までの臨床試験で、副作用は1,653例中173例(10.5%)に認められた。主なものは、眠気105件(6.4%)、倦怠感23件(1.4%)、腹痛15件(0.9%)、口渇15件(0.9%)、嘔気・嘔吐9件(0.5%)であった。
また、臨床検査値の異常変動は1,482例中72例(4.9%)に認められた。主なものは、ALT(GPT)上昇13件(0.9%)、AST(GOT)上昇10件(0.7%)であった。
製造販売後調査(使用成績調査及び特別調査)では7,049例中110例(1.6%)に副作用が認められた。主なものは、眠気52件(0.7%)、腹痛7件(0.1%)、口渇6件(0.1%)、便秘5件(0.1%)であった。(再審査申請時)
製造販売後臨床試験では104例中5例(4.8%)に副作用が認められた。主なものは、眠気2件(1.9%)であった。(再審査申請時)

〈小児〉
用法・用量の追加承認時までの小児臨床試験で、副作用は197例中10例(5.1%)に認められた。主なものは、眠気7件(3.6%)、腹痛2件(1.0%)であった。
また、臨床検査値の異常変動は197例中6例(3.0%)に認められた。主なものは、ALT(GPT)上昇2件(1.0%)、AST(GOT)上昇2件(1.0%)であった。
特定使用成績調査では774例中6例(0.8%)に副作用が認められた。主なものは、発疹2件(0.3%)であった。(再審査申請時)
製造販売後臨床試験では157例中6例(3.8%)に副作用が認められた。主なものは、白血球増多2件(1.3%)であった。(再審査申請時)

重大な副作用:ショックを起こすことがある。てんかんの既往のある患者で本剤投与後に発作があらわれたとの報告がある。また、肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

実用性

世界123ヶ国での実績

クラリチン®は世界123ヶ国での実績があります。(2015年1月時点)

クラリチン®は世界123ヶ国での実績があります。(2015年1月時点)