製品Q&A

製剤に関する項目

    A:

    ミレーナとその除去糸には本体にポリジメチルシロキサン(シリコン)とケイ素、T字部分にはポリエチレン、硫酸バリウム、除去糸にはポリエチレン、酸化鉄が含まれます。

    PP-MIR-JP-0433-21-10

    治療

      A:

      「避妊」、「過多月経」、「月経困難症」です。
       

      ◆◆参考文献◆◆
      1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

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      A:

      「本剤1個を子宮腔内に装着する」です。


      ◆◆参考文献◆◆
      1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

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      A:

      ミレーナは一度装着すれば最長で5年間効果が継続します。装着後は5年を超えないうちに交換または除去してください。

       

      ◆◆参考文献◆◆

      1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

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      A:

      妊娠初期における装着を防止するため、月経開始後7日以内に装着してください。
      加えて、妊娠初期の流産後の場合は流産の直後に装着が可能です。妊娠初期の人工妊娠中絶の場合も人工妊娠中絶の直後に装着が可能です。現在使用している人が新たに装着し直す場合は月経周期のいつでも装着が可能です。分娩後は穿孔や脱出の可能性 が高くなるため、子宮の回復(6週間以上)後に装着してください。帝王切開や子宮筋腫摘出などの骨盤内手術後は、手術部分の回復が確認された後に装着してください。

      ◆◆参考文献◆◆
      1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

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      薬効薬理・薬物動態

        A:

        〈避妊〉本剤から放出されたレボノルゲストレルは子宮内で局所的なプロゲスチン作用を示し、子宮内膜における高濃度のレボノルゲストレルは子宮腺の萎縮や間質の脱落膜化などの形態変化をもたらします。本剤の避妊効果は主として子宮内膜への局所作用によりますが、局所的な異物反応も寄与しています。また、レボノルゲストレルは子宮頸管粘液の粘性を高めて精子の通過を阻止し、一部の女性では排卵が抑制されます。
        〈過多月経、月経困難症〉子宮内膜への形態学的変化をもたらす作用により、月経血量を減少させるとともに、月経困難症の症状を軽減させます。

        ◆◆参考文献◆◆
        1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

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        A:

        ミレーナに対する食事の影響を検討したデータはありません。

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        安全性(特殊患者を含む)

          A:

          重篤な肝障害や、肝腫瘍のある患者さんには投与できません(禁忌)1)。 
          ミレーナに含まれる成分は肝臓で代謝されるため、肝臓への負担が増加したり、症状が悪化したりする可能性があります。よって、重篤な肝障害や肝腫瘍のある患者さんには投与しないでください。また、軽度から中等度の肝障害であっても、肝臓への負担が増加する可能性がありますので、リスクとベネフィットを考慮して慎重に投与をご検討下さい。


          ◆◆参考文献◆◆
          1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

          PP-MIR-JP-0433-21-10

          A:

          腎疾患やその既往歴のある患者さんへの投与に電子添文上の制限はありません。


          ◆◆参考文献◆◆
          1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

           

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          A:

          妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与できません(禁忌)。
          また、授乳婦への投与は禁忌ではありませんが、ミレーナに含まれる成分が母乳へ移行することが報告されているため、授乳中の女性には第一選択の医薬品としないでください。また、授乳中の女性の子宮は穿孔のリスクが高くなるので注意してください。 

          ◆◆参考文献◆◆
          1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

          PP-MIR-JP-0433-21-10

          A:

          ミレーナと特定の食べ物やサプリメントとの併用を検討したデータはありません。

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          A:

          ミレーナの成分である黄体ホルモンは子宮内に局所的に作用し血液中へ移行する量は限られるため、手術前に休薬するといった電子添文上の制限はありません1)。ただし手術によっては、本剤が子宮内システムであるということもご考慮の上、休薬の必要性をご判断ください。

          ◆◆参考文献◆◆
          1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

          PP-MIR-JP-0433-21-10

          その他

            A:

            2023年5月現在、世界122ヵ国で承認され、122ヵ国で販売されています。
            (ただし、各国の承認内容は様々である点に注意してください。)

            ◆◆参考文献◆◆
            1) ミレーナ52mgインタビューフォーム2023年8月改訂【第16版】P.70,71

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            A:

            画像検査(超音波検査、X線検査、MRI検査など)を受けても問題ありません1-3)
            本剤の位置確認は超音波検査、(妊娠していなければ)X線撮影により実施可能です。X線画像上ではミレーナのT型フレームに添加された硫酸バリウム(X線不透過性)により、高吸収域として描出されます。

            ◆◆参考文献◆◆
            1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版) 
            2) Correia L, et al. Magnetic resonance imaging and gynecological devices. Contraception. 2012;85(6):538-543.
            3) Shellock, Frank G. MRI Safety website. The List. Last updated 2022.

            PP-MIR-JP-0433-21-10

            A:

            分娩後の装着は穿孔や脱出の可能性が高くなるため、子宮の回復(6週間以上)を待って装着して下さい。また、授乳中の女性の子宮は穿孔のリスクが高くなるのでご注意ください。

            ◆◆参考文献◆◆
            1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

            PP-MIR-JP-0433-21-10

            A:

            使用できます。ただし、銅付加IUDにおいて経産婦の装着と比較して未経産婦では、脱出、妊娠、出血・疼痛、感染症、迷走神経反射の頻度が高いとの報告があるため、ミレーナの電子添文には未経産婦に対して第一選択の避妊法としないよう記載されています。

            ◆◆参考文献◆◆
            1) ミレーナ52mg電子添文 2023年6月改訂(第2版)

            PP-MIR-JP-0433-21-10